飛行機で足がむくんでしまう理由とむくみの解消方法

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掲載日:2015-10-09

飛行機で足がむくんでしまう理由とむくみの解消方法

海外旅行といえば飛行機での移動が一般的ですが、長時間のフライトではやっぱり「足のむくみ」が気になりますよね。足がむくんでパンパンになると、靴やブーツがきつくて履けなくなるだけでなく、エコノミークラス症候群などを発症するリスクも高まるため、注意が必要となります。ここでは足のむくみの原因や解消方法などについてご紹介いたします。

足のむくみとは

私たちの体の中で、足は最もむくみやすい部位の1つです。その主な理由としては、心臓との距離が遠いことから、血流の流れが悪くなりやすいということが挙げられます。
血液の流れが悪くなると、血液中の水分が血管やリンパ管の外に染み出し、皮膚の下に溜まっていきます。その溜まった水分によって、足が腫れて膨らんだ状態になるのです。足以外でも心臓から離れている顔などもむくみやすい場所と言えます。

足がむくむ原因

足がむくむ原因として最も大きいと考えられるのは「長時間同じ姿勢でいること」。そのため、長時間の立ち仕事やデスクワークなどをしている人には、むくみで悩む人が多く見られるようです。

飛行機に乗っているときも、同じ姿勢を維持し続ける必要があるため、足がむくみやすいとされています。特にエコノミークラスでは体を動かせる範囲が制限されるため、足がむくみやすい状況だと言えるでしょう。

さらに、飛行機内では低湿度に加え、トイレの回数を減らそうと水分補給も控えめになる人が多いと思います。しかし、体の水分量が低下すると血がドロドロになり、足のむくみよりさらに怖い、血の塊ができる「エコノミークラス症候群」を発症する可能性も高くなるとされています。

また、血液の循環には心臓だけでなく、足の筋肉量にも左右されるため、運動不足の人ほどむくみやすいと言われています。そのほか、睡眠不足や疲れ、ストレスなどが原因で心臓の働きが低下して、むくみが発生するケースもあるようです。

飛行機での足のむくみ対策と解消方法


飛行機で足のむくみが起きないためには、どのような対策を行えば良いのでしょうか。また、足がむくんでしまった場合は、どのように解消すれば良いのでしょうか。ここでは、飛行機での足のむくみ対策と解消方法についてご説明していきます。

・出発前に、足にシャワーを当てる

出発前に、冷水シャワーと温水シャワーを交互に足に当てるようにしてみましょう。交互に当てることで、血液やリンパの流れを活発にさせて、むくみを抑えることができると言われています。数日前からお風呂に入るタイミングで行っておくと、より効果を得やすいでしょう。

・飛行機内ではリラックスと足の負担軽減を

ビジネスクラスなどでは、足や体もある程度自由に動かすことができますが、エコノミークラスでは動かせる範囲も限られます。そのため、足に負担がかからないような格好で過ごすことが大切です。飛行機内ではリラックスをし、スリッパなどの開放的な履物を履くようにします。さらに、足の冷えはむくみの原因になりますので、温かいむくみ防止の圧着タイツを履くのも効果的と言えます。

・飛行機内でも適度な運動をする

座席でストレッチを行うのも効果的な方法です。座席に座ったまま膝の曲げ伸ばしを行ったり、足の指を開いたり閉じたりを繰り返すだけでも、足の血行が良くなるとされています。トイレに行く際はわざと遠い場所を選んで歩いたり、トイレ待ちの際に屈伸運動を軽く行ったりするのもおすすめです。このように、限られたスペースでもできるだけ足を動かすことを意識するようにしましょう。

・適度な水分補給を

飛行機内は湿度が低く、かなり乾燥しています。体内の水分が不足すると血がドロドロになり、足のむくみが悪化してしまう恐れがありますし、エコノミークラス症候群の原因にもなりかねません。そのため、適度な水分補給は重要です。1時間に1度を目安にコップ一杯程度の水を飲むようにしてください。

上記でご紹介した内容は、飛行機内だけでなく、普段の生活や仕事の中での足のむくみ対策としても使える方法だと言えます。これらの内容を参考に、足のむくみに悩まないよう対策するようにしましょう。