駐車場選びで意識すべきポイント

Home / 空港駐車場のお役立ち情報 / 駐車場について / 駐車場選びで意識すべきポイント

掲載日:2015-01-30

駐車場選びで意識すべきポイント

空港の駐車場を選ぶ場合、どういったことを注意すれば良いのでしょうか。ここでは、料金、営業時間、セキュリティー、駐車設備といった4つのポイントそれぞれの注意点についてご説明していきます。

空港駐車場と民間駐車場では料金体系が違う

料金は、空港とその周辺に所在する駐車場では違いがあります。

空港併設の駐車場は、入場から30分もしくは1時間ごとに加算される「時間貸し」が一般的です。そして24時間経過するまでに、「最大料金(羽田なら1500円など)」が適用され、24時間以降は、また「時間貸し」、そして次の「最大料金」加算を繰り返します。

空港周辺の民間駐車場は、1日単位で加算されます。通常、最短は日帰りとなり、深夜0時を越すと1泊2日と計算されるところが多く、金額的には空港駐車場よりも割安です。

また、民間駐車場は、団体割引やインターネット割引が利用できる場合があります。有料のサービスになりますが、洗車サービスが利用できる駐車場もあります。

駐車場の営業時間に遅れた場合は

空港併設の駐車場は24時間営業です。民間駐車場朝は24時間営業しているところもありますが、5時ごろから、夜は11時ごろまで開いているところが一般的です。つまり民間駐車場の営業時間は、空港の始発便から最終便の時間に合わせているわけです。

各駐車場とも、営業時間には余裕を持たせていますが、心配なのはフライトが遅れて時間が間に合わないときです。時間に遅れる場合は、とにかく電話連絡をしましょう。これは、入庫が遅れた場合も同じです。

連絡すれば駐車場のほうで待ってくれるものですが、追加料金は加算されますので注意してください。遅延理由が天候や航空会社の都合によるものであっても、加算されない駐車場はありません。追加料金は駐車場によって異なりますので、予約の際に調べておきましょう。

セキュリティーや保険制度はどうなっているのか

セキュリティーや保険についても、駐車場を選ぶ際に気になるところです。意外かもしれませんが、空港併設の駐車場は、駐車場内の破損やトラブルについては一切責任を負わないのが一般的です。一方、民間駐車場では、預かった車の損害に対して、限定的ではありますが、保険でカバーされるようになっています。

このように、民間駐車場は利用者の車に損害を与えたときや、車両や部品の盗難、駐車場で火災にあった場合などに保険が使えます。

ただし例外はあります。たとえば出庫した後で気付いた損害は保険の対象外となります。また、そもそも保険に加入していない民間駐車場もあります。保険に加入しているかどうかは、最初に確認しておくべきでしょう。

駐車場の設備、駐車方式の違い

安全面でもっとも信頼できるのは完全個室タイプの駐車場です。この方式はシャッターがついた完全なガレージタイプとなっているため、損害や盗難にあう可能性はほぼなくなります。空港併設の駐車場では羽田空港のP4などが有名ですが、都市部の民間駐車場でも採用しているところがあります。

このほかでは、平置き駐車場と言われるものがほとんどですが(自走式の立体駐車場もこれに含む)、同じ平置き駐車場でも「移動式」と「完全固定式」に分かれます。

「移動式」は駐車状況に応じて車両の移動をおこないます。そのため、車のキーを預ける必要があります。一方、「完全固定式」は、自分で駐車スペースにとめるので、場所の確認もできますし、キーも預ける必要がありません。ですから、安全面では「完全固定式」のほうが上です。予算も含めて、どの駐車設備が良いかも決めておくといいでしょう。

大事なのは料金だけではなく、「大切な車を責任もって保管してくれるか」ということです。その意味では、駐車設備に力を入れているところなどは、選ばれる駐車場になるでしょう。